☆福永 法弘先生をお迎えして☆ 佐藤博子 文責
参加者 : 太田幸子、森野美穂、冨士原博美、芥 ゆかり、内村恭子、加藤やえ子、井上淳子、
榑林匠子、染葉三枝子、小栗百り子、永井玲子、相沢恵美子、山本純夫
句会報 : 金子 肇
幹 事 : 佐藤律子・佐藤博子
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11月2日(日) 曇・小雨・晴 集 合:桜井駅 13:00
吟行地:大神神社(有志)
句会場:桜井市まほろばセンター交流室 投句3句 選句5句
懇親会:浜鮨
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13時、桜井駅に14名集合。三輪駅から歩き出すと、パラパラと小雨のお出迎え。 三輪素麺、柿等の店が並ぶ通りを抜けると二の鳥居、奥に見える参道は森閑として、如何にも神の社という感じです。雨もいつしか止み夫婦岩、手水舎から拝殿へ。大神神社は本殿がなく、拝殿を通して三輪山を拝む原初の神まつりの姿を留めています。 次いで巳の神杉へ。三輪の神様の化身の白蛇が棲むといわれ、参拝者によって好物の卵が次々とお供えされていました。くすり道の薬木・薬草の花や実は、残念ながら殆ど見られず。 最後は、参集殿のなでうさぎへ。運気アップに加え撫でた部分の体の痛みをとってくれるといわれているためか、テカテカに光っていて、私も撫で回しました。 三連休ということもあり参拝者も多く、七五三参りもちらほら。2時間あまり大神の霊気に包まれて、16時からの句会場へ向かいました。 (冨士原博美 記) |
福永 法弘作品澄む秋の狭井の社のくすり水深む秋鎮魂詞を三唱す 久延彦と知恵を競ひて木菟鳴けり |
法弘先生より吟行地のアドバイスを頂き、三日間の同道・ご指導により、俳句の研鑽と親睦を図る事ができました。
2日夜の懇親会は昨年に続き「浜鮨」。皆さまの距離感も縮まり、緊張しつつも吟行句会を楽しまれた事と思います。
★★ URLのリンクや写真・資料のご提供をご快諾下さった、関係各所の皆さまに厚く御礼申し上げます。★★
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11月3日(月) 曇・小雨・晴 集 合:桜井駅駅 10:50
吟行地:宇陀松山・吉野山(マイクロバス利用)
昼 食:奈美秀輝(精進料理)
句会場:桜井市まほろばセンター交流室 投句5句 選句7句
写真撮影2点:金子肇 |
10時50分桜井駅北口に17名ご参集。 飛鳥路を抜け、菟田野(うたの)・阿騎野と呼ばれた日本最古の薬猟(くすりがり)の地、宇陀松山に30分で到着。 黒漆喰の壁、連子格子や犬矢来の続く道で句材を拾いつつ、屋根に唐破風の看板を掲げた「薬の館」を見学。館内にも大きな看板多々、薬草を煎じた竈などのある元薬問屋である。各々のペースで句作しつつ、奈良漬け屋さんの前で再集合。昼食の精進料理店・「奈美秀輝」へ向かう。ライトジャズの流れる中、落花生豆腐、柿膾、茶粥など地産地消の精進料理十三品を頂いた。
その後、日本最古の森野旧薬園へ。丘に上る階段が少々辛いが、名前札のついた薬草や木々、四阿から眺める町並みに句想を広げた。13時30分吉野山へ出発。 車窓より時雨の吉野杉の美林、吉野川を眺めつつ、14時30分に中千本駐車場到着時は、雨もあがり青空も見え始めた。参道の陀羅尼助、吉野葛などの店に句材を拾い、吉水神社へ。義経、南朝の後醍醐天皇、秀吉に縁のある神社だ。境内より一目千本の山桜が望める。次いで「秘仏蔵王大権現特別ご開帳」中の金峯山寺へ。白鳳時代に修験道の根本道場として役行者が開き、崇拝され栄えた。蔵王堂は高さ34メートル、何度も焼失し、現在の建物は天正年間に建立された威容を誇る世界遺産である。 見上げる三体の権現像は7メートルもの高さで、全身は濃い青色、憤怒の形相に圧倒されたが、ご開帳中なので障子で囲われた「発露の間」に入り、慈悲の心を間近に感じることが出来た。蔵王堂からは銅の鳥井、西門、芭蕉の句碑などを経て下千本の駐車場までは徒歩40分ほどの道。17時吉野発、18時、すっかり暗くなった桜井へ戻る。 |
![]() 画像提供:安倍文殊院肇 |
桜井駅・9:57発の路線バス利用。7分で安倍文殊院バス停に到着。 駅前の桜井市まほろばセンターで13時より句会。福永法弘先生からは選句一句一句に懇切な講評を頂き、吟行はその地への挨拶が大切と強調された。予定通り16時散会。 「観光客で混み始めている」との事前情報もあったが、オーバーツーリズムに悩まされることもなく、日本の歴史を学び直す機会となった素晴らしい吟行でした。立案下さった、福永先生に深くお礼申し上げます。(金子 肇記) |
宇陀市観光協会:
◆ 宇陀市観光ポータルサイト 金峯山寺 :◆ 金峯山寺について | 金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺
◆ 大宇陀エリア 吉水院 :◆ 由緒・歴史 |吉水神社
吉野山観光協会:
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吉野山観光協会【公式サイト】 安倍文殊院:◆ 安倍文殊院のご紹介 | 安倍文殊院
◆ 吉野山ウォーキングマップ :◆ 四季の花(ライブカメラ) | 安倍文殊院
渡海文殊群像 |
浮見堂 画像提供2点:安倍文殊院 |
金峯山寺 撮影:金子肇 |
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福永 法弘作品狐火やむかし吉野に白拍子晴明も晋三も安倍冬の月 栗おこわ赤膚焼の碗に盛る かりそめの雲居にさくらもみぢかな 薬にも毒にもなれぬ草もみぢ |
| 太田 幸子 まほろばの地に音高く水澄めり 夕照の桜もみぢの吉野かな |
芥 ゆかり 草の実や小さき祠にも甍 深秋の宇陀はしづかな細格子 |
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| 森野 美穂 木枯や静御前の嘆きとも 律の風蝉丸の琵琶かくあらむ |
内村 恭子 立冬やクラフトジンの名に晴明 皆で切る九字や吉野の谷紅葉 |
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| 冨士原 博美 小春日や母へ土産の陀羅尼助 獅子の背にゆらりゆらりと神の旅 |
加藤 やえ子 宇陀小春家庭料理に薬草茶 群青の秘仏三体文化の日 |
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染葉 三枝子 |
榑林 匠子 置物の蝦蟇と店番秋惜しむ 葛引くや甍の美しき宇陀郷 |
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| 小栗 百り子 秋爽や木目流るる太柱 秋日和おとがひ美しき菩薩像 |
井上 淳子 紳商の始めの薬研冬あたたか 急磴に踏む実も薬秋惜しむ |
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| 相沢 恵美子 神の留守パトカー回る吉野道 秋惜む弘法さまとお砂踏み |
永井玲子 鎮女池ふたりで渡る冬隣 めぐすりの木きちんと半分紅葉づれり |
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| 山本 純夫 寺の味伝ふる茶粥奈良の秋 宇陀に冬愛宕恵比寿のひとつ宮 |
金子 肇 神の留守蔵王権現御開帳 行く秋や厄除け祈願七回り |
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| 佐藤 律子 月冴ゆる青き秘仏の太き眉 大宇陀の茶がゆににゅうめん小春かな |
佐藤 博子 狼に獅子に乗りつぐ神の旅 青深む蔵王権現初しぐれ |
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| 以上 |